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◆2008北国の秋

 2008年秋の故郷を紹介します。

Jクラスで搭乗♪

K-20080927-Jクラス.JPG
北海道へ帰るフライトは、JALの先得だったかな、
お安いメニュ-から選びました。
おかげで正規の半額ですみました。
予約の時に、Jクラスというのがあって、
聞くと多少エコノミ-よりも
座席のスペ-スに余裕があるとのこと。
以前、発熱でひどい目にあったときに
帰路をビジネスに変更したことがあって、
そのときに座席が広いのがとても楽だった経験が
脳裏をちらついて、Jクラスを選択してみました。
まあ羽田から旭川は2時間かからないので、
エコノミ-でもなんら問題はないのですが、
話のネタになるかなとも思ってです。
座ると、やはり前後左右の余裕がありらくちん♪
足のふくらはぎをを乗せるプレ-トも
操作ボタンで出せます。
リクライニングもゆったり。
おまけに足を乗せることが出来る
ゴムひものようなものもついています。
サ-ビスはドリンク一杯余計にあったかな?
場所も先頭なのでゆれやジェット騒音も少なくて
気分は良かったです。
次回も出来ればこれにしたいな。
お値段はエコノミ-より1000¥アップです。



9/27旭川は寒かった♪


機材繰りのために飛行機は予定より
なんと1時間半も遅れてしまい、
夕暮れの大雪山連峰風景はおあづけ。
飛行機を降りたら、気温表示は8.8℃。
さすが北海道、ぶるっと震えました。
9月27日の事です。
旭川空港はあの旭山動物園と
割と近い位置にあります。
多分動物園のほうが先だったと思います。
当時はこんなところに飛行場が出来ても
使う人いるんだろうかと思いました。
いまや一応国際線まで飛んでいます。
天候がよければ、大雪山山系や
パッチワ-クのお花畑など
眼下に見ることが出来ます。

ここから旭川駅方面へ向かうバスに乗り
暗い中を約30分。
1年ぶりのJR旭川駅に到着です。



発着時刻を眺めると
稚内、札幌、網走、深川、新千歳空港など
聞きおぼえのある駅名が並んでいます。
昔学生時代には、毎朝晩
この改札口を通ったんだな~と、
とても懐かしく思い出されます。
その富良野線は残念ながらまだ来ません。
仕方なく家へ電話して父に迎えに
きてもらうことにしました。



今回は母が目の手術で
当初はまだ入院中のはずでしたが、
経過が良かったのか、
もう退院していて安堵でした。


白い夏と赤い秋♪

一年ぶりに神楽岡公園に行きました。
私のふるさとです。


白い白樺が夏の雰囲気です。



でも実際には、紅葉が秋を奏でています。
木々は、もうすぐ冬だとつぶやいています。





上川神社の石とカムイコタン♪

神楽岡公園の中に上川神社があります。
上川支庁を代表する神社です。

K-20080928-お清め石.JPG
上川神社の手を洗い、口をすすぐ、
お清めの場所にあるりっぱな岩です。

K-20080928-ジャスパ-.JPG
お清め岩の足元にあった石です。
表面の割れ目模様からすると、
ほぼジャスパ-だと思います。
どこからやってきたのでしょうか。
謎です。

一方、このお清め石の正体が何か?
今頃気になりだしても後の祭り。
子供の頃から神社に行くたびに目にしており、
石の種類よりもナツカシさで眺めていました。
でもすこし調べてみた結果、おそらく
黒色片岩(泥質片岩)と思います。
(蛇紋岩やホルンフェルスの可能性も
ないわけではありませんが。)

ここは神居古潭(かむいこたん)変成帯の
すぐ近くです。
間違いなくそのしかも
水に浸かっていた石だと思います。
理由は、小石の摩擦作用で穴が開く、
甌穴があちこちにあるからです。
またこの神居古潭石は、
水石の石では日本三大銘石の一つ、
人によっては最高峰といわれます。
ですからその関係の方が見ると、
怖ろしいお値段がつくと思われます。

ではここでカムイコタンの説明を入れておきます。
旭川市神居町にある神居古潭は,旭川市西部にある渓谷です。大雪山系の石狩岳から流れ出る石狩川が10km にわたって中生代の変成岩を削り荒々しい渓谷美を形成しています。川が先に出来てその後にこの一帯が上昇したために、渓谷が出来たと思われます。石狩の流れは渓谷よりも悠久なのですね。
 両側から山が迫り、石狩川の川幅が急速に狭まるこの地では川は渦を巻き激流となり水深も深いところでした。最深部は70mにも達するといわれます。昔はここに鮭が重なる様に遡行していたようです。そしてここに大きなアイヌの集落がありました。 古くは縄文の時代からといわれ、アイヌ人が縄文人の子孫である証だと思います。
 アイヌ語の「カムイ(神)のいるコタン(部落,在所)」という言葉からこの名がつきました。カムイはニッネカムイつまり魔神を指しています。奇岩怪石が多く、舟の難所であったので「魔の里」と呼ばれていました。
 またここには神居古潭おう穴群があります。おう穴とは急流や滝壺などでみられる円筒形の穴です。旭川市の天然記念物になっています。
 神居古潭を中心に南北にのびる「神居古潭変成岩帯」は大昔、北海道が形成されたとき北海道の西半分と東半分がここで衝突し、つながったことを示すものとして地質学上、世界的に貴重なものとされています。
ここには蛇紋岩、青色片岩、緑色片岩、黒色片岩、チャ-ト、石英片岩など低温高圧型の多種の変成岩が出てくるので有名です。中には翡翠輝石を含む石もあります。昔は国鉄の函館本線が石狩川沿いに走っていて、渓谷を眺めることができましたが、トンネル化され、現在は車窓からは見ることが出来ません。このトンネル工事は蛇紋岩特有の破砕作用により、かなりの難工事といわれ、なくなられた工事関係者を供養する慰霊碑がトンネル入り口に建っています。魔神は岩の中にいたのです。
 


旭川の石達♪


まず上川神社の石達を紹介します。

これは石灰岩ですが、
その中にチャ-トや各種の礫を含んでいます。


鉄分を含んだ赤色珪岩もしくはチャ-トです。


これはちょっと編なのですが、
私の目には、ミグマタイトにみえます。
まるでとろけるチ-ズのような、
流動的な紋様が見えます。
ミグマタイトは高温変成岩なので、
何故ここにあるのかわかりません。
ミグマタイトではないのかもしれませんね。
ここまでが神社で見た石達です。



これからは近所で見た石です。
緑色片岩だと思います。
去年ドイツのロ-レライで見た
緑色片岩を思い出します。


これも緑色片岩と思いますが、
黒い部分は蛇紋岩かも知れません。
凄い力を受けたことを物語る曲線です。
茨城県で見かける石とは
かなり趣が違う石達で、興味深いです。






ふるさとの流れ=美瑛川♪

懐かしい美瑛川に行ってみました。
今は水量が少なめでした。
美瑛川は、もっと下流で、
神楽岡公園の近くを流れている忠別川と合流し、
さらにその先で石狩川と合流しています。
その後石狩川はカムイコタン渓谷に入ります。
小さい頃、父とこの美瑛川に
魚釣りに来たことを思い出しました。
小さなウグイが釣れました。
もっと沢山砂利があリました。
足元の石を眺めると、
赤色チャ-ト、緑色岩、蛇紋岩、
安山岩などが沢山転がっていました。



堤防を下流に向かって歩きました。
2kmほど歩いて、
見本林の近くまでやって来ました。
回りの木々はもう秋の装い。
左が美瑛川、右が見本林。
なんだか小学校時代に戻ったような
ふとそんな気持ちになりました。







名作「氷点」の舞台♪

懸賞当選作家、三浦綾子さんは
ふるさと旭川が生んだ作家です。
その初期の代表作「氷点」の
舞台となったのが、
ここ「外国樹見本林」です。



美瑛川(びえいがわ)から、
散歩の延長で足を伸ばして
ようやくたどり着きました。
とっても懐かしい場所です。
その中に建てられた、
三浦綾子記念文学館がここです。

その昔、氷点、泥流地帯、天北原野、
続・氷点、石ころの唄、塩狩峠、
そのほか多くの自伝小説など、
悩める青春時代に、
三浦作品を読み漁りました。
クリスチャンの凄さを学びました。
懐かしい思い出です。
サインもいただきました。



そこからすこし歩くと、
超懐かしい建物が・・・。
あれ? でもよく見ると
ちょっとちがうような(^^;;;。
私が通った「神楽小学校」です。
当時のグラウンドに校舎が出来ていて、
校舎のあった場所が
グラウンドになっていました。
だからこんなに現代的なんだ~♪
綺麗になってよかったね~♪
みんな元気でがんばれ~(^^)。







ナナカマド♪

語源は七回かまどに入れても燃えないと言われるほど
燃えにくいからといわれますが、はたして?
かまどに入れなくても、
そのまま燃えているような
真っ赤な赤い実が大変美しい木ですね。


旭川の木として知られ、下の写真のように、
マンホ-ルのふたにもなっています。
実は北海道では、旭川以外にも多くの自治体が
この木を自治体の木としているようです。





旭川のロマンチック街道♪

線炉は続くよどこまでも。
一応JR富良野線。
富良野まで続いています。
でもさらに帯広まで続いています。
実は釧路まで続いています。
いやいや網走まで続いています。
ああ、きりがないですね。
私が通った富良野線です。




ここを左に曲がります。
真っ直ぐ行くと、
ご存知美瑛・富良野ですね。
緑ヶ丘の手前に神楽岡があります。
その昔は緑ヶ丘は
ただの緑の岡でした。
今は大学、高校、団地が広がっています。




岡を登る途中にあるのが、
このサンクロ-ド=サン蔵人。
スイ-ツショップで有名らしく
観光バスもよく止まっています。
でも、実は子供の頃小学校に通う途中で、
ここは牛舎があったところでした。
牛の糞の香がただよって
くさいところだったのです。
 


その辺りからプラタナスの並木道となります。
左が神楽岡公園ですね。
とてもいい感じです。



並木道の右側には、綺麗な建物、
特に教会がいくつか建っていて、
なかなかです。
最近知ったのですが、この通りを
「ロマンチック街道」と
よんでいるそうです。

子供の頃、
いつになったら舗装されるのかな?
牛舎がくさいよ~
そう言いつつ通った通学路がです。





「おんこ」の実♪




北海道でよく見かけます。
「おんこ」の木になる、
「おんこ」の実です。
別名、アララギ、
一位(いちい)ともいいます。
落葉松のような形ですが常緑の針葉樹で、
夏から秋にかけてなる
真っ赤な実は食べられます。
でも中の大きな種は有毒なので要注意。
(子供の頃食べたのですが、
そういえば種はどうしたかな?)

成長は遅いのですが長命です。
10mを越える高木もあります。
香木で有名なキャラボクは
「おんこ」の親戚です。

写真は実家の「おんこ」の実です。
私が子供の頃からある父の大切な木です。
庭の木の中でも一番風格があります。
今でもリッパに実をつけていて
とてもうれしく思いました。





はるかに望む十勝岳連峰の峰々♪

十勝岳連峰は大雪山連峰とあわせて
北海道中央部にそびえる
いわば北海アルプスです。
旭川空港からの眺望です。
さらにその下の日高山脈とあわせて、
北海道を縦断する高地をなしています。
その隣のここ上川盆地を含めた低地帯は、
まるで北海道のフォッサマグナです。
いわば過去の海溝の名残りのようです。

十勝岳は連峰のほぼ中央で、活火山です。
1926年の大噴火では大規模な泥流を発生させ、
それは三浦綾子の小説に詳しく記載されています。
北海道開拓史のヒトコマとして、
厳しい自然に立ち向かった先祖の苦労が偲ばれ、
なかなか読み応えノある作品でした。
1962年にも成層圏にまで達する
噴火をしています。

補足:
大雪山を「だいせつざん」と読むべきか、
「たいせつざん」と良いべきかは、
現在も決着していないようです。
ちなみに、北海道では多くの人が
「たいせつざん」と読んでいましたが、
ある頃から、だいせつざんが正解と
教えられました。
でも最初は「たいせつざん」
という呼び方だったようです。





ありゃりゃ勘違い~♪


これはちょっと変なのですが、
私の目には、ミグマタイトにみえます。
まるでとろけるチ-ズのような、
流動的な紋様が見えます。
ミグマタイトは高温変成岩なので、
何故ここにあるのかわかりません。
ミグマタイトではないのかもしれませんね。
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と以前に旭川の上川神社の岩石のひとつ
について書いたのですが、
どうも気になっていました。
・・・・・
で、先日ふと気が付きました。
流動的な文様がと自分で書いておきながら、
バカですね~(^^:::。
これ、流紋岩ですね。
大変失礼致しました。

我家に御斎所変成岩のひとつとして
福島県鮫川に行ったときに採集した
ミグマタイトがあって、
これが脳裏にしっかりと
すりこまれていたため、
ついこの手の模様を見ると
そのように反応してしまったようです。







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